ウインドリバーの採用事例

オリンパス

「ウインドリバーのサポートにより、IEC 62304とFDAガイダンスに準拠した書類を、カスタマイズして作成できました。容易かつ短時間でソフトウェア監査に合格し、予定より早くFDA認可製品を発売できました」


—オリンパスサージカル社R&D Surgical Therapy Software部門責任者、ルッツ・カースティーン氏

オリンパスがWind River for Medical Devicesを使用して、市場投入までの時間を短縮

オリンパスサージカル社は、低侵襲手術分野の技術をリードする企業です。外科手術用高周波ジェネレータ「ESG-400」の開発を開始するにあたり、同社はいくつかの課題に直面しました。世界初を目指しながらも、予算内に収めるための積極的なコスト管理が必要でした。また設計チームは、ベンダから入手できそうなソフトウェアの開発に時間を費やすことなく、コアコンピタンスに集中することを望んでいました。さらには、リスクの軽減も求めていました。競争の激しい医療機器の世界では、製品の完全な安全性を示すために、IEC 62304と米食品医薬品局(FDA)用書類を提出する必要があります。手術環境では不具合が命に関わりかねず、遅れやミスは許されません。

オリンパス社はこれらの課題に対処するために、セーフティクリティカルなシステムに使用する、成熟した実績のある包括的なソリューションを求めていました。同時に、規制のある環境での開発、トレーニング、競争力のある価格設定に対するサポートも必要としていました。

トータルソリューション

オリンパスサージカル社のR&D Surgical Therapy Software部門責任者、ルッツ・カースティーン氏は次のように述べています。「Wind River Platform for Medical Devices(医療機器開発プラットフォーム)は、堅牢なリアルタイム性能を確保しながら、ハードウェアサポート、ボードサポートパッケージ(BSP)、オペレーティングシステム、ミドルウェア、ネットワーク機能など、当社側からの要件すべてを満たすソフトウェアコンポネントを組み合わせたソリューションを提供してくれました。ウインドリバーから提供されたトータルソリューションには、ソフトウェアだけでなく、FDA認可製品の市場投入を成功に導く強力な顧客サポート、トレーニング、プロフェッショナルサービスが用意されていました」

ウインドリバープロフェッショナルサービスでは、フリースケール社製MPC5200上に構築された、オリンパスのターゲットプラットフォーム用BSP完全サポートの開発を行いました。さらに、タッチスクリーンドライバ、USBホストサポートといった、VxWorks®用ハードウェアサポートをカスタマイズして提供しました。ウインドリバープロフェッショナルサービスでは、カスタマイズされたリアルタイムOSの検証を行うことで、同社の規制への対応も支援しました。

ウインドリバーのトレーニングサービスでは、オリンパス社のニーズに合わせて、オンサイトおよびオフサイトのトレーニングコースを実施しました。入門クラスや基本トレーニングクラスは、開発者が短時間で知識やスキルを得るのに役立ちました。

カースティーン氏は次のように述べています。「ウインドリバーは当社との協業において、スケジュール案と予算案を常に守っていました。担当者は十分な教育を受けており、親切かつ意欲的です。適切な専門スタッフが顧客に対応するように注意が払われています。いつもタイミングよくカスタマーサポートを提供してくれます」